どこの街にも一つはある、「復興」とか「ふれあい」などの願いを込めて作られたとされるモニュメントや公共施設。それらが実際に完成してできた形態と、表向き言語化された目的との間に、大きなズレを感じたことは無いだろうか。
そういう場所はどこか滑稽で面白味を帯びるけど、そこで起こったことは正統性もなく特定の誰かが私腹を肥やしたり、税金がドブに捨てられた結果である、という可能性も否定できないだろう。
僕はそういう場所を面白がってつい写真に収めてしまいがちだが、その場所の異常さに憤りを感じるよりは、写真として面白がっている(インスタ映え!)だけかもしれなくて、そのように居られる自分が不思議でならないのだ。
西澤 諭志
| 1983 | 長野県生まれ |
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| 東北芸術工科大学 デザイン工学部 情報デザイン学科 映像コース卒業 |
<個展>
| 2008 | 「I’m here. vol.2 山形展〔絶/景〕」 Ruupa(山形) |
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| 2009 | 「西澤諭志展 − 写真/絶景 そこにあるもの −」 INAXギャラリー2(東京) |
| 2011 | 「ドキュメンタリーのハードコア」 SANAGI FINE ARTS(東京) |
<上映会>
| 2017 | 「西澤諭志特集:ドキュメンタリーのハードコア」 渋谷UPLINK |
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